「人生のベスト盤」の本棚|1冊目 娘から父へ。「仕事の話を聞いてみたい」

2022年4月にサービスを始めた「人生のベスト盤」。人生のベスト盤とは、あなたの人生が奏でる「ベスト盤」のような1冊を作る、完全オリジナルBOOK制作サービスです。

1冊目のご依頼をいただき、2022年7月に無事完成いたしました。そこで「人生のベスト盤」の本棚と称して、1冊目が完成するまでの制作秘話、制作した方からの感想をご紹介します。

「人生のベスト盤」についてのお問い合わせは、Instagram、または公式LINEにてお待ちしております!

依頼は娘さんから。「父へ、還暦と退職祝いをプレゼントしたい」

1冊目は、娘さんからお父様へ「60歳の還暦祝いをプレゼントしたい」とご依頼をいただきました。依頼前、娘さんは還暦祝いのプレゼントを探す中で、定番の赤いちゃんちゃんこを始めとしたアイテムを見つけましたが、「父には合わない」と感じたそう。

退職祝いも兼ねていたため「何か思い出に残るプレゼントにしたい」と思い、「人生のベスト盤」を依頼してくださいました。

(左)ご依頼くださった娘さん (右)お父様

ご依頼にあたり、娘さんから制作チームに1つのご要望をいただきました。それは「父の仕事の話を聞いてみたい」というお願いでした。

「私が聞いても、父はうまく誤魔化してしまうんです」と話し、これまで奥様にも仕事の話をしてこなかったことがわかりました。

制作チームでは、お父様のこれまでの人生をお伺いするとともに、奥様や娘さんへお父様の働く姿を伝えられるような一冊にすることを決めました。

お父様がご家族に仕事の話をしてこなかった理由とは

事前アンケートを書いていただいた後、1回目の取材と撮影がスタート。今回は、お住まいの近くの公園で取材と撮影を行いました。

娘さんに連れられて公園にやってきたお父様は、少々緊張気味。「僕の人生の話を聞いてもつまらないよ」と仰っていました。

その一方で、手にはたくさんのアルバムや資料が。「出たとこ勝負だと申し訳ないから」と、仕事で使っていたノート、メモ帳などをご準備くださいました。

人生歴からご家族との思い出、お仕事のエピソード、働くうえで大切にしていたこと……事前アンケートを元にお伺いしていきます。

面白いエピソードの数々に、担当ライターは1つの疑問が浮かびました。

「こんなにもエピソードをお持ちなのに、なぜご家族にはお仕事の話をされなかったのですか?」

すると、お父様はこんなふうに答えてくださいました。「僕の仕事は専門的で難しいし、守秘義務もある。妻や娘に話してもわからなくて、つまらないだろうなと思って、仕事の話をしたことがなかったな」

話したくなかったわけではなく、ご家族を思っての選択だったのでしょう。第三者の私たちだからこそ話してくださったお仕事の話、そして家族に話さなかった本音。

「人生のベスト盤」という形で伝わる出来事があると実感した瞬間でした。

取材中の自然な表情やBOOKの素材として使用する写真を撮影してくださるのは、カメラマンのMAOさん(Instagram:@mapp.photo)。

「撮られ慣れていなくて」と、最初は不安げでしたが、コミュニケーションをとりながら、担当ライター、デザイナーの制作チームも一緒に雰囲気作りをしました。

1回目の取材と撮影を終え、その後2回目、3回目の取材はオンラインでも行いました。取材回数を重ねるごとに担当ライターとの関係性も深まり、グッと踏み込んだお話もお伺いできるようになります。

最後の取材が終わると、お父様から「いつ完成するの?」「楽しみだなあ」とのお言葉が。初めて会ったときの不安げな表情はなく、楽しみにしてくださっている気持ちが私たちに届いて、嬉しかったことを覚えています。

その喜びを胸に、BOOK制作へと進んでいきます。

「人生のベスト盤」だからできること

まずは、お伺いしたお話を時系列にまとめることから原稿作りは始まります。読んだときお父様の声が聞こえてくるようなBOOKを目指すため、取材中の言葉遣いを消さぬようにまとめていきます。

これを元に、BOOKに入れるエピソードを抽出し、ストーリー化。ここから編集者も加わることで、「読んだ人にご本人の魅力が伝わる」ことを目指して、文章を磨いていきます。

完成した文章は、読んだときの違和感がないかをさらにチェック。ブラッシュアップを重ねたあと、事実との相違がないかを含めて、ご本人に御確認いただきます。

完成した原稿を全22ページにどんな順番で、どんなかたちで入れるか構成を考えます。おおよそのページ構成ができたら、デザイナーにバトンタッチ。

担当デザイナーは、出来上がった原稿を読み、長い時間をともにしたライターにヒアリングしながら、お父様らしさをデザインに落とし込んでいきます。時にはお父様が好きなアーティストの曲をBGMにしながら制作を進めたそう。

「人生のベスト盤」は、ライター、編集者、デザイナーという得意分野が異なるメンバーが「その人らしさ」を追求して制作を進めます。手に取った人が、飽きずに読み切れるよう、専任のチームが1冊を作りあげていくのです。

そしてついに、完全オリジナルの1冊が完成しました!

仕事の想いを聞いたインタビューページ
ルーツをまとめた家系図のページ

お仕事のエピソードをメインにしながら、当初は入れる予定のなかったご家族のルーツである家系図のページも制作しました。家族のことを少し照れくさそうに、でも愛おしそうに話すお父様の姿から、ライターとデザイナーが話し合って見開き2ページに。

こんなふうにあなただけの、あなたらしい1冊ができるのは「人生のベスト盤」だからこそ。完成後は、いつでも見られるように専用の額に入れて郵送でお届け。

後日、お父様から素敵なご感想をいただきました。

それは素敵なプレゼントでした。特に自分にとって

「最初にこの話を娘から聞いたとき、『人生をまとめるなんて、ちょっと早くない?まだ会社を卒業してから2か月も経ってないしなあ』と思ったのが本音です。まだリタイアした実感がなかったし、あまり昔のことを振り返るのも、なんだか爺さんくさい気がしました」。

「でもインタビューの日が近づいてきて、何にも準備しないで当日に出たとこ勝負もまずいんじゃないかと、自宅にある自分が書いたメモやレポート、昔のアルバムなどを探したら、これが結構たくさんあったんです。60年も生きてきて、会社勤めも38年やっているとね。おかげで結構準備をして、インタビューに臨めました。

インタビューは自宅近くの公園で行ったのだけど、途中写真をバチバチ撮られながら(全然慣れてない)、自然の中でやったのが良かったし、インタビュアーの質問も上手くて、長い間ベラベラと喋ってしまいました。

一体どんな風に出来上がってくるのかな、とドキドキして待っていたら、素晴らしいレイアウトと共に文章と写真が見事に整理されたブックレットになっていました」。

「生い立ちから始まり、会社に入ってから卒業するまでがとても良くまとまっていました。自分は仕事の内容を家族にあまり説明していなかったので、これで少しはわかってもらえたかな。

妻が僕の実家に持って行ったそうで、実家の母親も、とても喜んでくれました。何より自分の生きてきた時間がまとまっているのが良いと思います。タイミングが良かったと思うし、いい記念になりました。あと10年も経っていたらボケてきていて、記憶もだいぶおぼつかなくなるからね、きっと。

だからこれは自分自身へのとても素敵なプレゼントになりました。ありがとう!」


家族は一番近くにいるからこそ、知らないことがたくさんあります。仕事の話、親元を離れてどんなふうに生きてきたか、家族への想い、これからの夢……そんなひとつひとつのお話を、私たちが1冊のBOOKにします。

私たちは、あなたの1冊に時間を惜しみなく注ぎます。あなたのこれまでの人生を、これからの人生を、私たちに聴かせてください。

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この記事を書いた人

田辺 なつほのアバター 田辺 なつほ ライター

株式会社声音のライター。内装デザイン会社で営業を経験後、「書くことを仕事にしたい」との想いからライターの道へ。介護業界の採用支援を行う会社で業務委託ライターをし、編プロで編集者を経て、株式会社声音に社員1人目として入社。梅干しと洗濯、ポストカードが好き。

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